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~金融庁「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」に着目 その12~
金融庁からリリースされた「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」をベースに、IFRS対策のポイントを、分かりやすく解説している本シリーズ。
さて、シリーズ12回目の今回は、「監査は大手監査法人でないとできない」という誤解ポイントに関して解説します。
●(9)監査は大手監査法人でないとできない●
【誤解】IFRSになると、監査上の判断について日本国内だけではできないため、国際的な提携をしている大手監査法人でないと監査ができない。
↓
【実際】IFRSになっても、監査上の判断については、日本の法令や監査基準に基づいて我が国の監査人が行うものであり、国際的な提携をしている大手監査法人でなければ監査ができないということはない。
◎理解ポイント(1)
上場企業の監査を数多く手がけてる大手監査法人は、ほとんどが海外の監査法人と業務提携を結んでいます。その国際的なネットワークが、IFRS対応でプラスに働くことは容易に想像できます。しかし、誤解ポイント(8)でも指摘されている通り、日本の監査基準は国際監査基準と大差ありません。必ずしも大手である必要はありません。
◎理解ポイント(2)
しかし、IFRS対応が必要になる企業が 注目すべきは監査法人だけではありません。IFRS対策を通して、企業サイドがTCO削減を目指すために絶対不可欠なのが、社内に専任スタッフを育成することです。
その重要性は、 J-SOX対応を振り返ってみれば、一目瞭然です。日本公認会計士協会から公表された「内部統制監査に関する実態調査」で、「内部統制報告制度の2年目を迎えるに当たって、内部統制監査を実施する上で経営者に特に要望する事項はありますか。」という質問に対して、「社員のスキルアップや意識向上を要望する」という記述回答が数多く寄せられました。
J-SOX対応1年目、2年目で、多くの上場企業が監査コスト上昇で頭を悩ませた要因の一つに、社内に専任スタッフがいなかった(≒育たなかった、不足していた)という苦しい状況がありました。IFRS開始まで、まだ時間が残されています。先見性を持ち、社内に専任スタッフを養成することで、監査業務の肥大化の防止と、TCO削減を目指してください。
いかがでしょうか。IFRS対応のポイントをご理解いただけたでしょうか。
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次回も引き続き、『金融庁「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」に着目』をお届けします。
9月 8, 2010 ■ようこそ、IFRS教室へ■ | Permalink


