■2013年、国内排出量取引制度導入へ■
~国内排出量取引制度を巡る最新動向 その13~
年間、1万トン以上のCO2を排出する約4,000の事業所に対して排出上限を設定するなど、2013年度の制度開始に向けて、制度の詳細が具体化しつつある国内排出量取引制度。同制度のいわばお手本となっているのが、EUの排出量取引制度「EU-ETS」です。
先行するEUだけでなく、いま各国で制度導入が着々と進められているいますが、そこには共通の大きな目標があります。各国が連携してCO2を制限できる、国際的な炭素市場の形成です。
そこで今回は、前回までのEUとアメリカ・カナダの2つのエリアの排出量取引制度の最新動向をふまえて、日本の実情を解説します。
■日本の制度導入予定年、EU-ETSは第3フェーズが開始
これらのエリアと比較して、いまだ議論段階にある日本の排出量取引制度の実状は、明らかに遅れていると言わざるを得ません。
日本が目指している2013年度の制度開始は、実はEU-ETSでは第3フェーズの開始年に当たります。2020年までの同フェーズでは、「2005年比21%削減」が目標値に設定されているのです。残念ながら、排出量取引制度では、日本は実質的に「発展途上国」です。対策では、EUと比較して約8年間もの遅れをとっています。CO2の排出量もピークアウトしていません。「制度の詳細が決まてから着手すればよい」「年間1万トンの基準に入らないから大丈夫」という考え方ではなく、全ての日本企業が省エネに対して積極的に取り組み、いち早く国内のCO2排出量をピークアウトさせる必要があります。
いかがでしょうか。国内排出量取引制度のポイントをご理解いただけたでしょうか。
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1月 5, 2011 ■2013年、国内排出量取引制度導入へ■ | Permalink


