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■内部統制報告制度、2年目を読み解く■
~日本公認会計士協会「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」に注目 その10~

昨年末、日本公認会計士協会から公表された「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」。本シリーズでは、同調査結果に着目し、現在の内部統制の課題と監査法人のホンネをクリアにしています。
さて、第10回目の今回は、アンケート「Q15」に着目します。

●Q15/記述設問●
内部統制監査を行って初めて認識した被監査会社のITに係る内部統制の問題点がございましたら、その内容をご記入ください。

■監査責任者のホンネ(3)試される経営者のノウハウ■
回答数から、TOP4を抽出しました。 ※「その他」「特になし」の回答は省いています。

◎第1位◎
プログラム変更管理、アクセスコントロール、アクセスログ採取等 ITに係る全般統制が有効ではなかった
◎第2位◎
モニタリングができていないことやITに関する規程が不足しているなど、ITに係る全社的な統制が不十分である
◎第3位◎
ITに係る全般統制又はITに係る業務処理統制の非有効性を手作業による統制で補っていた
◎第4位◎
ITに係る全般統制又はITに係る業務処理統制に対する被監査会社の認識が低い

監査法人からの指摘で第1位は「プログラム変更管理、アクセスコントロール、アクセスログ採取等 ITに係る全般統制が有効ではなかった」、つづいて第2位は「モニタリングができていないことやITに関する規程が不足しているなど、ITに係る全社的な統制が不十分である」です。こうした極めて基本的なIT統制で不備のある企業が、実は数多く存在していると考えられます。
また、第3位と4位の回答は明らかにシステム開発部・管理部の不備を指摘しています。数年にわたる事前の準備期間が、有効活用されていなかった企業と考えるべきでしょう。早期に抜本的な対策を講じなければ改善は遠く、今後、内部統制監査コストを削減することは難しいと言わざるをえません。

いかがでしょうか。2年目、3年目の内部統制、その課題と対策をご理解いただけたでしょうか。尚、クオリティではIT統制の重要な基盤としてフル活用できる「QAW/QND Plus」をご用意しています。詳細は、クオリティのWebサイトにてご確認ください。

Dr.QがITサプリをお届けしました。
次回も引き続き、「内部統制報告制度、2年目を読み解く」をお届けします。

4月 1, 2010 内部統制報告制度、2年目を読み解く |