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■内部統制報告制度、2年目を読み解く■
~日本公認会計士協会「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」に注目 その4~

さる12月に日本公認会計士協会から公表された「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」。今回も引き続き、同調査結果を通して、現在の内部統制の課題と監査法人のホンネを考えたいと思います。
第4回目の今回は、アンケート「Q4」に着目します。

●Q4-2/記述設問●
財務諸表監査が効果的かつ効率的に実施されたと思わないと答えた理由をご記入ください。
(Q4-1で「効果的かつ効率的に実施されたと思わない」または「まったく効果的かつ効率的に実施されたと思わない」と回答した監査責任者が対象)

■監査責任者のホンネ(2)非効率の要因■
Q4-2は「記述設問」のため、一層リアリティのあるホンネを感じ取ることができます。 この設問も、回答数からランク付けしてみました。

第1位:内部統制の評価及び監査等に相当な時間がかかり、財務諸表監査を効果的かつ効率的に行うことに寄与した印象が薄いため
第2位:四半期レビューや財務諸表監査との作業が重複したため
第3位:実証手続等の財務諸表の監査手続の軽減効果がなかったため
第4位:財務諸表監査と内部統制監査を区別して考えているため
第5位:内部監査人等の作業等が内部統制監査に利用できるレベルではなかったため

注目したいのは、やはり第1位の「内部統制の評価及び監査等に相当な時間がかかり、財務諸表監査を効果的かつ効率的に行うことに寄与した印象が薄いため」という記述です。回答数でも、圧倒的です。
この回答に、内部統制報告制度2年目、そして4月からはじまる3年目の大きなヒントがあります。企業サイドの積極的な取り組みによって、内部統制の評価と監査プロセスを効率化できれば、監査全体の効率が高まり、監査コストを大きく削減することが可能になるということです。そのためにも不可欠なのが、四半期レビューの際に定期的に内部統制の実効性を立証できるレポートの提出です。エビデンス体制の整備は、経営コスト削減に直結すると言っても過言ではありません。

いかがでしょうか。2年目の内部統制、課題と対策をご理解いただけたでしょうか。尚、クオリティではIT統制の重要な基盤としてフル活用できる「QAW/QND Plus」をご用意しています。詳細は、クオリティのWebサイトにてご確認ください。

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次回も引き続き、「内部統制報告制度、2年目を読み解く」をお届けします。

2月 10, 2010 内部統制報告制度、2年目を読み解く |