« ■グリーンITを正しく読むために■
~COP15特別編 その4~
| トップページ | ■内部統制報告制度、2年目を読み解く■
~日本公認会計士協会「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」に注目 その2~ »

■内部統制報告制度、2年目を読み解く■
~日本公認会計士協会「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」に注目 その1~

さる12月、日本公認会計士協会から、「平成21年3月期の内部統制監査に関するアンケート調査結果」が公表されました。同調査の対象は、上場企業の監査責任者。監査責任者とは、いずれも客観的な立場から上場企業の内部統制の実状を見ている監査法人のため、現在の内部統制の課題と監査法人のホンネがクリアになります。まず第1回目の今回は、同アンケートの「Q3」に注目したいと思います。

●Q3-1/選択設問●
 内部統制監査の初年度を終えて、監査責任者の立場からみて、監査チームが内部統制監査において、最も苦労したと思うことは何でしょうか。

■監査責任者のホンネ(1)苦労したポイント■
Q3-1の回答数から、苦労したポイントをランク付けしました。ベスト10です。
※「その他」および「特にない」の選択肢と回答数は除いています。

第1位:業務プロセスに係る内部統制(決算・財務報告プロセスを除く)の評価の検討
第2位:監査計画の策定
第3位:決算・財務報告プロセスに係る内部統制の評価の検討
第4位:内部統制の不備の判断
第5位:内部統制の重要な欠陥の判断
第6位:ITに係る内部統制の評価の検討
第7位:全社的な内部統制の評価の検討
同7位:不備又は重要な欠陥の存在が財務諸表監査に与える影響の検討
第9位:評価範囲の妥当性の検討
第10位:監査人の独立性の検討

この回答結果から分かることは、監査責任者(=監査法人)自身も、内部統制監査1年目は「かなり手探り状態だった」ことが分かります。苦労したポイントとして、第2位が全体スケジュール、また第4位と第5位が最終的な内部統制の実効性の判断になっており、この3つを抜くと、1年間の具体的な監査ポイントの中で、「ITに係る内部統制の評価の検討」を、実質3番目に苦労したポイントに上げていることになります。財務諸表だけでなく、やはり監査法人のIT統制に対する注目度も非常に高いことが分かります。2年目、そして3年目も重要な監査項目です。

いかがでしょうか。2年目の内部統制、課題と対策をご理解いただけたでしょうか。尚、クオリティではIT統制の重要な基盤としてフル活用できる「QAW/QND Plus」をご用意しています。詳細は、クオリティのWebサイトにてご確認ください。

Dr.QがITサプリをお届けしました。
次回も引き続き、「内部統制報告制度、2年目を読み解く」をお届けします。

1月 27, 2010 内部統制報告制度、2年目を読み解く |