« ■内部統制報告制度、2年目を読み解く■
明らかになった課題(3)
~企業サイドの理解度 その1~
| トップページ | ■グリーンITを正しく読むために 特別編■
~2008年度温室効果ガス排出量速報値に注目 その1~ »

■内部統制報告制度、2年目を読み解く■
明らかになった課題(3)
~企業サイドの理解度 その2~

2年目に突入した内部統制の課題を明らかにし、対策を考察している本シリーズ。今回は、前回に引き続き、11月5日からスタートした「第1回 内部統制報告制度ラウンドテーブル」参加者の発言に注目し、課題をクリアにしたいと思います。

●注目発言(2)●

投資家の視点としては、利益の増加など企業価値を高めるために内部統制報告制度があると考えている。2年目、3年目に何をしたら価値が向上するかを企業側は考えてほしい。

市場関係者の発言です。一見ソフトな発言に思われますが、企業が内部統制システムを企業価値の向上に活用できていない点をはっきりと指摘しています。市場関係者の眼からみても、企業が内部統制システムを現状有効活用できていないことが明らかということでしょう。2年目、3年目と、企業の業務改革や効率化にまで、内部統制システムを積極的に活用していくことが要求されます。

●注目発言(3)●

内部統制とコンプライアンス(法令順守)を同じように考えている企業がある。内部統制はコンプライアンスより大きな概念。財務諸表の正確性の確保だけを考えるだけでなく、業務の有効性や効率性の向上につなげる必要がある。
日本内部統制研究学会の藤沼常務の発言です。藤沼常務は、企業の内部統制システムが財務諸表の正確性確保にばかりウェイトが置かれていることを課題視しています。財務諸表の正確性確保は、内部統制システムが果たすべき一つの目的に過ぎません。内部統制システムを、より健全な企業風土づくりに役立てることが2 年目、3年目の最大のポイントです。

いかがでしょうか。2年目の内部統制、課題と対策をご理解いただけたでしょうか。尚、クオリティではIT統制の重要な基盤としてフル活用できる「QAW/QND Plus」をご用意しています。詳細は、クオリティのWebサイトにてご確認ください。

Dr.QがITサプリをお届けしました。
次回も引き続き、「内部統制報告制度、2年目を読み解く」をお届けします。

12月 2, 2009 内部統制報告制度、2年目を読み解く |