■グリーンITを正しく読むために■
グリーンITの背景(16)太陽光発電の実情
日本各地にメガソーラー発電所が、次々と新設されています。では果たして、日本の、そして世界の太陽光発電の実情はどうなっているのでしょうか……。前回に引き続き、太陽光発電の実情を分かりやすく解説していきます。
(3)新たな成長への鍵-1:新たな自然エネルギー政策実行へ
これまでEUに遅れをとっていた日本ですが、再度世界No.1の太陽光発電立国へと動きはじめています。すでに新たな自然エネルギー政策を提唱。太陽光による発電量を2020年までに現状の10倍、2030年には40倍に引き上げることを目標として設定。達成するために、電気事業者による世界最大級のメガソーラー発電を全国展開することはじめ、新築持ち家住宅の7割以上を太陽光発電を採用させることを数値目標として掲げています。
(4)新たな成長への鍵-2:住宅向け太陽光発電導入のための補助金制度が復活
一度2005年に終了した住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金が復活します。一戸平均、最高30万円程度の補助金が支給される予定です。日本国内における家庭での太陽光発電量を、2020年には現在の10倍の1400万kW、さらに2030年には5300万kWまで発電量を急進させる予定です。
(5)新たな成長への鍵-3:東京都が太陽エネルギー利用拡大のための新事業を開始
CO2削減を目指す東京都が打ち出した新事業をスタートさせます。都民が自宅などに新たに設置した太陽光発電や太陽熱ソーラーシステム、太陽光温水器から生み出された「環境価値」と交換で、東京都が補助金を支給するシステム。国からの補助金と自治体からの補助金の二重支給によって、今後太陽エネルギーが再度急進する可能性が高いと考えられます。
(6)CO2削減の観点からも極めて重要な太陽光発電
2005年度、日本国内の住宅で導入された太陽光発電によって約40万トンのCO2が削減されました。同数値は、約1,100km2の森林が吸収できるCO2に匹敵します。この面積は、東京都の半分程度の広さ。太陽光発電がいかにCO2削減に貢献しているか、ご理解いただけるのではないでしょうか。メガソーラー発電所の建築と併せて、住宅での太陽光発電普及率を高めることが従来型発電所の稼動率を低下させ、結果CO2削減を確実に進めることになるのです。
いかがでしょうか。太陽光発電の実情をご理解いただけたでしょうか。自然エネルギー推進とCO2排出削減のために、国と自治体が、いかに努力しているかということもご理解いただけたと思います。そんな中、私たち利用者は、単に電力を消費するだけでいいのでしょうか。一層の省エネ意識を持ち、グリーンITを実行することが必要ではないでしょうか……。
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Dr.QがITサプリをお届けしました。
次回も引き続き、グリーンITの背景をお届けします。
11月 12, 2008 グリーンITを正しく読むために | Permalink


