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■グリーンITを正しく読むために■
グリーンITの背景(7)

さる7月、日本を議長国として開催された洞爺湖サミット。従来のサミットのように経済問題にばかり傾注することなく、地球温暖化問題が主要議題に設定され、G8と主要排出国によって積極的な議論が行われました。

その結果は、今後の日本はもとより世界のグリーンITの潮流に大きな影響を及ぼすものも含まれています。そこで今回は、より分かりやすく洞爺湖サミットの成果と課題に関して解説することにしましょう。

●洞爺湖サミットの成果と課題●

洞爺湖サミットの成果と課題を、4点から総括したいと思います。

(1)気候変動政策の認識

●成果●
気候変動問題が国際政治の最重要課題の一つであることの認識を高めることができた。

今回のサミットでは、先進国だけでなく、中国など今後もCO2排出量増加が確実視される主要排出途上国も参加し、先進国と主要排出途上国の間で意識の共有を図ることができました。

●課題●
気候変動問題が国内政治において最重要課題とされておらず、国会での大きな議論点になっていない。

これは日本のみならず、世界各国で同様の課題となっています。

(2)究極目標と世界全体の排出量ピークアウト

●成果●
究極目標達成のため、世界全体の排出量増加スピードを緩和し、停止して、反転させることを世界各国の共通意識として共有できた。

究極目標、つまり温室効果ガス濃度安定化のためには、まず第一歩として現在の排出量増加スピードを徐々に遅くし、次に確実に排出量を減少傾向へ移行させるという大枠のロードマップを世界で共有することができました。

●課題●
究極目標の具体的水準、また排出量ピークアウトの具体的な時期を、今後どのように明確に設定するか。

大枠のロードマップに関して意識共有はできたものの、減少への分岐点となる排出量ピークアウトの具体的な時期は明示されませんでした。今後の世界的な大きな課題です。

いいかがでしょうか。次回も「洞爺湖サミットの成果と課題」をテーマに、世界全体の2050年目標と各国の中期目標に関して解説します。

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9月 10, 2008 グリーンITを正しく読むために |

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