■グリーンITを正しく読むために■
グリーンITの背景(1)
CSRという言葉があります。Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任という意味です。この言葉の中には、「企業として地域社会に貢献し、地球環境に配慮した活動を行わなければならない」という重要な指針も含まれています。
長期にわたってJ-SOXや内部統制などコンプライアンスを中心に展開してきた当ブログですが、より多くの企業のみなさんにCSRをより大切に考えてほしい……。そんな思いから今回から新シリーズをいよいよスタートさせます。
新シリーズのテーマは「グリーンIT」。まずは、なぜ今グリーンITなのか、その背景から分かりやすく解説したいと思います。
■増え続けるIT機器の消費電力
業務効率の改善、顧客サービスの多角化など様々な利点をもたらすIT。しかし、その一方でITの積極的な導入が、IT機器の消費電力量を爆発的に増大させ、実はC02排出を増大させている事実があります。京都議定書において、日本は1990年比で-6%のCO2削減目標を課せられましたが、2006年度ですでに6.4%も増加しています。その大きな原因が、インターネットの爆発的な普及にともなうIT機器の急増と言われています。経済産業省の「情報通信機器の省エネルギーと競争力の強化に関する研究会」の報告によると、2006年日本のIT機器の消費電力は約470億kWh。この電力は、日本の年間総消費電力量の約5%を占めています(※グラフ1)。
しかし、2025年の段階でIT機器の消費電力は約2,400億kWhと約5倍となり、総消費電力の約20%を占めるまでに拡大すると予測されています。さらに2050年、約5,000億kWhを超えると考えられています。参考までに、2005年度の電力大手10社の電力供給量は8,830億kWhです。このままでは、確実に電力危機にも直面します。
現状のままIT機器を使用し続ける、あるいは従来通りの手法で積極的にIT機器を増加させる、そのような考え方ではC02を削減することなど到底不可能なのです。
この深刻な状況をご理解いただけたでしょうか。次回は日本のCO2削減目標についてご紹介します。なお、クオリティでは、今回ご紹介したポイントに即活用できる各ツールを幅広くご用意しています。詳細はテクノロジーサイトでご確認ください。
グリーンITと並んで企業の重大な課題のひとつとなっている新会社法。「真会社法の内部統制」では、新会社法が求める内部統制システムを、8つのポイントに分けてわかりやすくご紹介しています。御社の内部統制システム強化の参考に、ぜひご覧ください。

7月 23, 2008 グリーンITを正しく読むために | Permalink
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173353/41948828
この記事へのトラックバック一覧です: ■グリーンITを正しく読むために■
グリーンITの背景(1):


