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公認会計士は、J-SOX監査でココを聞いてくる
公認会計士が考える、「業務処理統制」と「全般統制」

今後、監査人である公認会計士との定期協議を、よりスムーズに進めていくために「会計士の視点」を解説している本シリーズ。今回は、公認会計士が考える重要な2つの概念に関して解説することにしましょう。万一、システム管理者のみなさんの現在の認識と差異があった場合は、要注意。監査人と協同で健全な企業風土を築いていくためにも、ぜひ公認会計士を深く理解することに努めてください。今回は、特に財務諸表監査にダイレクトに関係する2つの概念を重点的に解説します。

公認会計士が考える、「業務処理統制」と「全般統制」

J-SOX監査において、公認会計士の最大の責務は財務諸表監査です。つまり会計データに直接関係するシステムやアプリケーション、またそれらの基盤システムなどが最重視すべき統制範囲となります。「業務処理統制」と「全般統制」も、その統制範囲に含まれています。

■公認会計士が考える、業務処理統制

(1)業務処理統制の定義

販売管理や会計処理など個々の業務プロセスの中に組み込まれた、アプリケーションシステムに対する統制を指します。公認会計士が最重視するのは、生成される会計情報の正確性と信頼性を保証できる統制(≒仕組み)です。

(2)統制対象となる業務

では、公認会計士は具体的にどのような業務に対して、業務処理統制が必要だと考えているのでしょうか。具体的には、次のような業務を業務処理統制の対象範囲として重視する傾向があります。

◎販売管理業務
◎購買管理業務
◎在庫管理業務
◎給与計算業務
◎会計業務

(3)業務処理統制の有効性チェックポイント

公認会計士は、現状の業務処理統制の有効性を把握する際、具体的に次のようなポイントをチェックします。ぜひ定期協議の前に、現状の業務処理統制の有効性をチェックしてください。

●入力原票に関する統制
・承認プロセスを設定している。
・改ざん防止策が講じられている。
・適切に保管されている。

●データ入力に関する統制
・漏れ、重複、誤り防止策が講じられている。
・不正入力防止策が講じられている。

●入力データ処理に対する統制
・正確に処理されている。
・ファイル間の整合性が確保されている。
・システム間の整合性が確保されている。

●エラーデータに関する統制
・適切に修正されている。
・適切に再処理されている。
・エラーデータに対して定期的に分析を行っている。

●アウトプットデータに関する統制
・出力帳票が正確に出力されている。
・出力帳票が適切に配布・保存されている。

●マスターデータに関する統制
・正確に、漏れなく更新されている。

●データアクセスに関する統制
・権限のある者以外、アプリケーションシステムにアクセスできない。
・適切な権限設定がされている。

いかがでしょうか、公認会計士のJ-SOX監査のポイントをご理解いただけたでしょうか。なお、クオリティでは、今回ご紹介したポイントに即活用できる各ツールを幅広くご用意しています。詳細はテクノロジーサイトでご確認ください。

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6月 11, 2008 ■公認会計士は、J-SOX監査でココを聞いてくる■ |

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