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実施基準(公開草案)を通して理解すべき、内部統制のポイント 6/6
金融庁のWebサイトで現在公表中の「財務報告に係る内部統制の評価及び
監査に関する実施基準(公開草案)」。実施基準案に登場する「財務報告
に係る全社的な内部統制に関する評価項目の例」に着目し、そこでの評価
項目を通して、情報システムの整備・強化ポイントを把握することを目的に、
本シリーズを進めてきました。
シリーズラストとなる今回は、「ITへの対応」に関する評価項目をチェックした
いと思います。財務報告に係る全社的な内部統制に関する評価項目の例/
ITへの対応には、5項目があげられていますが、5項目の内、情報システムに
対して全社的統制に関するニーズが明確なのは、2)と4)です。
2)経営者は、内部統制を整備する際に、IT環境を適切に理解し、これを踏ま
えた方針を明確に示しているか。
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この項目では情報システムに対して、IT資産管理機能を要求していると考え
られます。具体例としては、下記のような情報を正確に把握した上で、内部
統制に関する方針を打ち出すことが要求されます。
◎ハードウエア情報収集
◎ソフトウエアのライセンス情報収集
◎使用者情報
◎購入(資産区分)情報
これらの情報が正確に把握できる、PC資産管理台帳をベースに方針作成を
スタートすることが重要です。やはり内部統制成功の第一歩はIT資産の棚卸
しである、ということがこの項目から把握できます。
4)ITを用いて統制活動を整備する際には、ITを利用することにより生じる新
たなリスクが考慮されているか。
↓↓↓↓↓↓↓
この項目では、情報システムに対して、社内に存在するITリスクを予測できる
監査レポートの作成機能が要求されていると考えられます。監査レポートに
は、具体的に下記のような内容が記述されることが必要となるでしょう。
◎ユーザID・パスワード管理状況解析レポート
◎重要アプリケーションへのアクセスログ解析レポート
◎機密文書の操作ログ解析レポート
◎不正アプリケーション起動記録解析レポート
◎セキュリティソフトのパッチ適用状況解析レポート
◎個人情報ファイルの運用状況解析レポート
◎セキュリティポリシ違反PCの接続拒否状況解析レポート
これらの情報を把握することで、今後のITリスクの予測が容易になります。

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1月 31, 2007 クオリティ, ビジネス, 内部統制, 日本版SOX法, 法制度 | Permalink | トラックバック (0)





