SOX法時代のセキュリティ体制へ……
内部統制のホント5/5(不正対策の必要性)
2007年1月の正式公開が予想される、内部統制報告実務基準・実施基準。もは
や、一刻の猶予もありません。しかし、外部の監査法人に対する過度な期待は、
厳禁です。内部統制システム構築をアウトソーシングした結果、「財務報告書
の信頼性向上」という単に一つの目標達成をテーマにした内部統制システムに
なってしまうことが予測されます。
本シリーズで解説してきた通り、内部統制の最大のテーマは、「不正のない健
全な企業風土づくり」です。ITを有効活用し、新しい企業風土を根本からつく
りあげることが、最も大切なのです。そのためにも、いま一度「内部統制とは
何なのか」を正確に理解し、「現行システムの機能と運用方法に何が足りない
のか」をしっかり把握することで、準備期間の作業ボリュームを把握していた
だきたいと思います。そこで5回目の今回は、「不正対策の必要性」というテ
ーマで解説したいと思います。
不正は、企業にとってビジネスリスクです。現在、ご存知の通り社会の注目を
集めるような不祥事も連日報道されています。こうした不正の発生は、企業に
とって直接的な経済的損害を与えることはもちろん、市場での信用やブランド
イメージの低下といった間接的なダメージも与えます。こうした観点からも、
企業には内部統制システム構築を通して、しっかりとした「不正防止プログラ
ム」を構築する必要があるのです。
具体的に、不正防止プログラムは5つの要素によってサイクルを形成させる必
要があります。
- 不正リスクの評価
- 不正防止の統制環境の構築
- 不正防止のための統制活動の整備・運用
- 不正対応における情報の伝達と共有
- 不正のモニタリング
では、もっと具体的に、不正防止プログラムにおいて重要になるデータをピッ
クアップしてみましょう。
- 機密文書の操作ログ取得
- 重要アプリケーションへのアクセスログ取得
- 個人情報関連ファイルの運用状況監視情報取得
- 不正アプリケーション起動情報取得
- セキュリティポリシ違反PCの接続情報取得
- セキュリティソフトのパッチ適用情報取得
上記のようなデータ取得が必要になることを考慮すると、現行システムに何が
足りないのか、その差分がクリアになるのではないでしょうか。
さて、クオリティでは、こうしたデータ取得に有効的、つまり内部統制システ
ム構築に最適なツールを多数ご用意しています。また12月1日より内部統制に
フォーカスを当てた特設サイト「内部統制Q救室」もオープンしましたので、
ぜひ一度、お立ち寄りください。
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いかがですか。今後の準備期間でのシステム強化ポイントなどが、少しクリア
になったでしょうか。
一つ一つ着実に対策を講じ、強固な内部統制システムを確立してください。
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12月 7, 2006 ビジネス, 内部統制, 情報漏洩対策, 法制度, 経済・政治・国際 | Permalink
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