SOX法時代のセキュリティ体制へ……
内部統制のホント3/5(リスクマネジメントとしてのセキュリティ)
11月7日、金融庁は同庁のWebサイトに日本版SOX法の実施基準案を
公開しました。基準確定までにはまだ若干の猶予はありますが、
内部統制システム構築の準備期間は確実に短くなっています。
本シリーズを通して、「内部統制とは何なのか」をいま一度正確に理解し、
「現行システムの機能と運用方法に何が足りないのか」をしっかり把握
することが大切です。さて3回目の今回は、「リスクマネジメントとしての
セキュリティ」に関して解説することにしましょう。
内部統制を通して、企業には「不正やごまかしを一切許さない、
社内管理・点検体制の整備」が要求されます。
こうした健全な企業風土を構築するために不可欠な要素が、
「リスクマネジメント」です。内部統制を成功させることは、
企業としてのリスクマネジメントを強化することに直結します。
リスクマネジメントという観点から、「セキュリティ」もまた内部統制に
おいて特に重視すべき点です。今回は、その中でも情報漏洩と
不正行為の原因となる可能性の高い、ユーザIDとパスワード管理に
フォーカスを当ててみましょう。
内部統制システムのユーザIDとパスワード管理で最も重要なのは、
ユーザの正当性確認機能を強化することです。
■ユーザIDとパスワード管理における主な強化機能
機能面では、具体的に下記のポイントを強化することが
内部統制システムに必須と言えます。
- ユーザIDとパスワードの発行・登録手続は、人事部門の情報とリンクさせる。
- 退職者のID・アクセス権の削除を、適切なタイミングで行う。
- 上記退職者のID・アクセス権の削除に関して、明確な社内ルールを作成。
それに則って運用する。 - 複数の利用者間でユーザIDやパスワードで共有できない機能を整備する。
- パスワードファイルは、必ず暗号化して保存し、たとえシステム管理者で
あっても、見ることができないようにする。 - 基幹システムへアクセス時、入力パスワードを一定回数間違えた場合は、
アクセスできないように徹底する。 - 外部・内部から、アタックと思われる事象が発生した場合は状況が
自動的にレポート化され、管理者に適宜報告される仕組みを整備する。

上記以外にも様々な機能強化が必要視されますが、こうした管理機能を
情報システムに追加採用することで、新法に対応した内部統制システムを
構築できると思われます。
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11月 15, 2006 パソコン・インターネット, ビジネス, 内部統制, 情報漏洩対策 | Permalink
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