SOX法時代のセキュリティ体制へ……
内部統制のホント4/5(健全な企業風土づくりと定期監査)
さる11月21日、ついに金融庁から「財務報告に係る内部統制の評価および、監査
に関する実施基準(公開草案)」が公表されました。
12月20日までパブリックコメントの受付を行い、2007年1月には正式な実施基準
が公開されると予測されます。(公開草案:PDFをダウンロード)
実務基準・実施基準の正式公開を目前に、「現行システムの機能と運用方法で不
足している点」を確認することで、準備期間の作業ボリューム把握を目的に展開し
ている本シリーズ。4回目の今回は、「健全な企業風土づくりと定期監査」という
テーマで解説したいと思います。
まず、内部統制の本質を正確に把握する上で改めて確認しておきたいのは、「財
務報告書の信頼性向上は、内部統制が目指すひとつの具体的な達成目標に過ぎ
ない」ということです。内部統制の最大のテーマは、「不正のない健全な企業風土
づくり」です。
また、内部統制システムには、その有効性を随時発揮できる持続性も要求されま
す。そこで内部システムを考える上で重視すべき機能が、定期監査です。内部統
制の有効性を立証できる重要データを、定期的に算出できる監査機能が極めて
重要になります。
■内部統制の有効性を立証できるデータの一例
具体的に、内部統制の有効性を立証できるデータの一例としては、下記が必要と
なります。
◎ユーザID・パスワード管理状況解析データ
◎重要アプリケーションへのアクセスログ解析データ
◎機密文書の操作ログ解析データ
◎不正アプリケーション起動記録解析データ
◎セキュリティソフトのパッチ適用状況解析データ
◎個人情報ファイルの運用状況解析データ
◎セキュリティポリシ違反PCの接続拒否状況解析データ
◎セキュリティポリシ違反PCに対する適正化結果解析データ
こうしたデータを定期的に算出できる内部統制システムが、不正な行為を抑止し、
健全な企業風土をつくる重要な基盤となるのです。

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11月 29, 2006 ビジネス, 内部統制, 法制度 | Permalink | トラックバック (0)






