情報セキュリティの現状~会社の情報資産は本当に守られているか・後編~
"セキュリティマネジメント"を新テーマに据えて、情報セキュリティの現状をお伝えしている当ブログ。連載2回目は前回の「~会社の情報資産は本当に守られているか~」の後編です。
セキュリティ対策を行なっている企業から、なぜ情報漏えい事件が発生するのでしょうか。その原因のひとつは、急場しのぎで作成した社内規則や個人情報の取り扱いルールが、会社全体に浸透していないことが挙げられます。また、情報漏えい対策を目的としたツールに過度な期待を抱き、そのツールを使う人間そのものに注意を払わなかったという点もあるでしょう。当然のことながら、セキュリティツールを導入しただけでは、情報漏えい事件・事故はなくならないのです。
実際、各企業におけるセキュリティ対策の内容は、状況にあわせて変化しています。昨年まで、セキュリティ関連への投資は、不正な攻撃やウイルス対策といった「外部からの脅威」に対して行なわれてきました。それが今年になって、「社員からの情報漏えい対策」、「個人情報保護法への対策」、「セキュリティ教育やセキュリティポリシーの策定」といった、「内部」のセキュリティを高める方向へと投資ニーズが変化しています。
つまり、「どの部分を防げばいよいか」という点は各企業とも理解できているのです。しかし「どう防げばよいか」という具体策に関しては、まだ五里霧中のようです。
多くのセキュリティソリューションが存在するなか、それぞれのソリューションの概略や特長、自社の実態に適合するのか否かなどをひとつひとつ選定していくことは、もはや不可能な状態になりつつあります。実際、セキュリティソリューションの導入を検討している企業のなかには、「なにを選択し、どのように対応すればよいかわからない」という状況に陥っているところもあるでしょう。
「自社に必要な対策は何か」、「セキュリティリスクはどこにあるのか」といった現状認識の前に、「とりあえず」情報漏えい対策を導入した企業も多く存在しますが、これらの企業は「情報漏えい」という課題に対して、いまだ適切な答えを見つけていません。そういった企業にとって重要なのは、まずセキュリティ対策を全社的に行ない、セキュリティマネジメントとして、取り組むことではないでしょうか。
■バックナンバー
情報セキュリティの現状~会社の情報資産は本当に守られているか~・前編
http://quality-blog.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2804.html
8月 23, 2006 ビジネス, 内部統制, 情報漏洩対策 | Permalink
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