SOX法時代のセキュリティ体制へ……個人情報管理に関する統制活動
日本版SOX法に適用する、より安全性の高いシステム構築に向けての具体的な対策、第15回目です。
さて、今回から個人情報管理において必要とされる、具体的な統制活動に関して解説したいと思います。最近、「弊社はコンプライアンス実践を経営の最重要課題と位置づけています」という社長の言葉を、WebサイトのIRページに掲載する上場企業が数多く見受けられるようになりました。大変素晴らしいことです。企業としてコンプライアンス(法令遵守)を徹底することは、すべてのステークホルダーからの共感につながり、企業としての存在価値を総合的に高めることにもなります。
コンプライアンス実践において重要なパートを占めるのは個人情報管理です。個人情報が漏洩した場合、個人情報保護法違反によって事業者は「6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が課せられます。刑事罰による罰金は30万円と小額ですが、500万件、1000万件と漏洩したデータ件数に比例して、情報漏洩被害者の損害賠償リスクは膨れ上がります。また実被害はなくても、企業のブランドイメージは当然傷つくでしょう。
個人情報管理の各プロセスにおける、リスクと統制活動をしっかり把握するために、関連ITツールの有効性と活用方法を一層詳しく把握していただきたいと思います。もちろん、現状の管理体制のウィークポイントもクリアにできます。
個人情報管理は、具体的に次の4 つのプロセスで構成されます。
1)個人情報の取得 → 2)個人情報の利用と加工 → 3)個人情報の保管 →4)個人情報の廃棄
それぞれのプロセスで様々なリスクが発生する可能性があります。
統制活動は、それらのリスクを低減させるために必要な対応策です。
次回から、各プロセスの統制活動を分かりやすく解説していきます。
ぜひ定期アクセスをよろしくお願いします。
さる6月7日、参議院本会議で金融商品取引法(日本版SOX法)が可決され、成立しました。一刻も早く、内部統制構築に着手してください。もちろん、Dr.Qもしっかりお手伝いします。
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7月 5, 2006 情報漏洩対策, 法制度, 経済・政治・国際 | Permalink
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